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矯正治療のビフォーアフターの変化は?当院の症例写真をご紹介

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矯正治療の概要

矯正治療は、見た目の美しさだけでなく噛み合わせまで改善し、口の中の機能も回復することで全身の健康を促進する治療です。

具体的には、矯正器具(固定式や取り外し可能なタイプ)を使って歯に力を加え、歯を本来の正しい位置に移動させます。また、成長期の子どもには、上下の顎骨に力を加えることで、骨格の不整を改善する治療も行います。

特に6歳から8歳の子どもには、歯列弓の横幅を広げることにより、自然と歯並びを良くすることも可能です。

矯正治療の目的

歯並びや噛み合わせが悪い状態は「不正咬合」と呼ばれます。ここでは代表的な五種類の不正咬合である叢生、上顎前突、下顎前突、開咬、過蓋咬合についてご説明します。

1.叢生(そうせい)

叢生は、歯が不揃いで前後に凸凹している状態です。歯がきれいに並ぶと歯磨きがしやすくなり、歯肉炎や虫歯の予防に役立ちます。また八重歯などの特定の歯並びの問題も修正することで、見た目の美しさを改善します。

不揃いな歯並びにより、うまく噛めていない部分がある場合も、噛み合わせが改善されると食べ物を効率的に咀嚼できるようになり、食事の楽しみが増すとともに、消化にも良い影響を与えます。

2.上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突は、上の前歯が通常よりも前に出ている状態を指し、治療によって前歯でしっかりと食べ物を噛み切れるようになります。これにより奥歯への負担が軽減され、歯全体の寿命を延ばすことが可能です。麺類を前歯で簡単に切れるようになるケースもあります。

加えて口が自然と閉じやすくなり、口呼吸が改善されることで歯肉炎のリスクの低減や、上下の口唇のライン(eライン)も整うことで見た目の美しさも向上します。

機能的な面では、前歯でしっかり噛むために無理に下顎を前に出す必要がなくなり、結果顎の負担も軽減されます。

3.反対咬合(はんたいこうごう)

反対咬合は、前歯でしっかり噛むことができない状態のため、奥歯に過度な負担がかかり、他の人よりも早く奥歯を失うリスクが高まります。反対咬合の治療は、前歯の噛み合わせを正常に戻し、前歯と奥歯が均等に力を分担して噛めるようにするのを目的としています。これにより、全体的な咬合のバランスが改善され、長期的に歯を健康に保つことができます。

また発音が改善されたと感じるケースもあります。顔貌やしゃくれ顔で気になる方は、外科手術を併用した矯正により顔貌の改善と咬合の改善を併せて行います。

4.過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯を異常に覆っている状態で、多くの場合、本人が気付かず診察時に歯科医によって診断されることが多くあります。

前歯で適切に食べ物を噛むことが困難なため、奥歯での噛み合わせが主になり奥歯を強く噛みしめることが多くなります。そうすると顎への負担が増大し、顎関節症を引き起こしやすくなると言われています。

過蓋咬合の治療の主な目的は、奥歯や顎にかかる負担を軽減することです。さらに、この咬合状態は前歯の早期喪失を引き起こしやすく、差し歯を作る際にも困難が伴うことがあります。治療によりこれらのトラブルを未然に防ぐことができます。

審美的には、過剰に出ている上の前歯を圧下することで、ガミースマイル(歯肉が目立つ笑顔)を緩和し、見た目の改善も期待できます。

5.開咬(かいこう)

開咬は、奥歯で噛んでいるときに前歯が接触しない歯並びのことを指します。この状態では、時に奥歯一本だけで噛んでおり、他の歯は機能していない場合もあります。治療目的は、前歯でもしっかりと物を噛めるようにし、それによって奥歯への負担を軽減することです。

開咬のある方は、しっかりと噛むことなく飲み込む傾向があり、食べ物を食べる際に舌を無理な位置に動かす癖がついていることが多いです。この舌の動きが原因で開咬が起こることもあり、舌の訓練が必要になることがあります。

開咬の改善により、咬合接触面積が増加し、食べ物を効率的に噛むことができるようになります。この結果、前歯と奥歯が均等に力を分担し、歯全体の健康を保つことができると期待されます。また、開咬は叢生や上顎前突と併発することが多く、これらの問題も同時に対処することで、外見的な改善も期待できます。重度の開咬で骨格的な問題が  
原因の場合は、外科手術を含む矯正治療が必要になることもあります。

矯正治療後に必要なメンテナンスや保定装置(リテーナー)について

矯正治療で綺麗になった直後の歯はまだ安定しておらず、放っておくと元の位置に戻っていこうとします。特に矯正治療が終了した直後、6〜12ヶ月間は特に歯が動きやすいので注意が必要です。そのため、歯列矯正の終了後に一定期間歯の位置を固定することで、後戻りを防ぐ必要があります。この期間を「保定期間」と呼び、その期間に使用する装置を「保定装置(リテーナー)と呼びます。矯正器具と同様、自分で取り外し可能なタイプと固定式のタイプがあり、患者さんの性格やライフスタイル、矯正した歯の状態などによって選択します。

保定装置(リテーナー)は矯正治療終了から1年間は常時使用(食事と歯磨き以外)、その後の1年間は夜間就寝時に使用します。この時点で装置がきつく感じる方は1日おき常時使用してください。この様に2年間使用していただき、ご自身の軟組織、筋肉に歯並びが記憶する事で装置がきつくなくスムーズに入る方は保定期間を終了していく事がありますが、その後も週2回就寝時使用ししっかり装着できるか確認してください。

当院でのメンテナンスについては装置装着後4〜6週間で1度来院していだだき、その後は3ヶ月に1度の通院になります。定期的にメンテナンスに来ていただいても、次の要因がある方は治療後の後戻りに支障をきたす事があります。

  • 親知らずの萌出:萌出により叢生が生じたり(後戻り)、12歳臼歯が押されて挺出し、開咬を引き起こします。 親知らずを抜歯する事で対策します。
  • 虫歯:脱灰で歯の大きさが変わる事により隣在歯が動いたり、対合歯の挺出が起こります。
  • 歯周病:歯周組織(歯肉・歯槽骨)が弱る事で歯が動揺し、歯が動きます。

②、③についての対策は定期的な一般歯科での定期検診により虫歯のチェックや歯のクリーニングをおすすめしています。

  • 口呼吸、舌を出す癖、爪噛みなど口も周りの癖:口呼吸の対策は鼻呼吸を意識したり、寝る時に口にテープを貼る、舌を出す癖の対策は保定装置にタングクリブを付けたり、口腔筋機能訓練(MFT)を日常的に行い舌の癖を少しでも押さえます。

いずれも長期的な保定が大切になります。

症例写真によるビフォーアフターの紹介

詳細はこちらのページからご確認ください

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