マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は、目立たず透明で、取り外しが可能です。3Dソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を、事前に画像でご確認いただくことができます。
目次
マウスピース型矯正歯科装置は
こんな方におすすめ
マウスピース型矯正歯科装置は、接客業や就活中の方など、目立たず矯正したい方におすすめの治療方法です。
マウスピース型矯正歯科装置
(インビザライン)の特徴
透明で目立たないから…
とにかく目立ちません!薄く透明に近い医療用プラスチック製の装置は、装着していても着けていることがほとんど分かりません。まわりに気づかれずに矯正治療を行うことができます。
取り外せるから…
いつも通りの食事が楽しめます。患者さまご自身の手で取り外しができることが大きな特徴なので食事の時には簡単に取り外すことができます。装置に食べ物が詰まる心配がありません。
金属を使わないから…
マウスピース型矯正歯科装置は金属を使用せず、唇や口の中の粘膜などを傷つけてしまう心配がありません。また、金属アレルギーの方にも使用していただける矯正装置です。
矯正シミュレーションを
確認できるから…
コンピュータによるシミュレーションをもとに、歯が美しく仕上がる様子を視覚化します。ご自身の歯のゴールが明確になり長い治療期間でも期待を持って過ごすことが出来ます。
歯型とりが不要だから…
従来は、シリコン剤で歯型をとって装置を作っていました。当院では口腔内スキャナーを導入したことで、不快な歯型とりが不要になりました。
- 注意事項・デメリット
- ・下顎前突(受け口)や抜歯を必要とする歯並びには適応しないケースがあります。
- ・マウスピースの装着時間を守っていただき、指示通りに交換していただけない場合、治療が予定通りに進行しないことがあります。
- ・マウスピースを装着したまま飲食すると、装置の変形や虫歯の原因になります。
*マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。(※未承認医薬品の注意について)
長津田矯正歯科なら
1.治療技術の研鑽
国内でも多くの講習や勉強会が開催され、当院のドクターも積極的に参加しております。皆さまに快適な治療を受けていただくために、日々研鑚を重ねております。
2.適切な診断・治療計画
デジタルスキャナーのiTero(アイテロ)は蓄積された治療データをもとに、治療計画やシミュレーションをコンピューターが導きだしてくれます。しかし、この治療計画はあくまでもデータをもとに作成されたものです。
それぞれの患者さまに合わせた治療計画を立案し、歯科医師がコンピューターに治療指示を出すことが重要です。当院では、さまざまな歯列矯正に対応した経験や知識から、適切な診断と治療計画で矯正治療の成功を目指します。
3.同じ治療ゴールに向かって
従来、治療計画や治療後の歯並びについては、歯科医師から口頭もしくは文章で説明があるだけで、患者さまがイメージすることはできませんでした。
デジタルスキャナーを使用した3Dシミュレーションで、治療後の歯並びを一緒に確認。「ここをもう少し治したい…」などのご要望も、現実的に移動可能であればOKです。私たちと一緒にゴールに向かって頑張っていきましょう。
選べる治療コースと使用装置
当院では、全体矯正のマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)と部分矯正のマウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)の2種類の装置を取り扱っております。
気になる箇所を部分的に治したい方には「マウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)」を、しっかり全体的に治したい方には「マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)」をおすすめしております。患者さまのご希望をお伺いしたうえで、どちらの装置にするかをご提案いたします。
マウスピース型矯正歯科装置
(アソアライナー)について
装置分だけのお支払いで全額前納なし
治療ゴールを決められる
治療期間の相談可能
上だけ、下だけでもOK
適応ケース
適応ケースに関しましては、実際に歯並びや噛み合わせを確認したうえで、判断させていただきます。
軽度のガタガタ
歯並びのアーチを広げたり、歯と歯の間に隙間をつくるスライシングという治療をおこなうことで歯並びを整えます。
すきっ歯
歯を移動させ、歯と歯の間の隙間を閉じて、歯並びを整えることができます。一部に隙間がある場合、マウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)による部分矯正も可能です。
出っ歯・受け口
軽度の出っ歯や受け口の治療をおこなうことができます。歯を少し削って治療をおこなうスライシングやゴムの装着を併用していただくことで改善します。
よくあるご質問
70%くらいの方は、装着後1~3日くらい痛みを覚えるようですが、その後は気にならない方がほとんどです。20%の方は、装着してもあまり痛くないようです。
10%くらいの方からは装着するとかなり痛かったとお話がありますが、そのようなときは寝る前から使用し、歯が動いてきたら日中も使用するようにしていただくと大丈夫です。
上あごについては、喋りづらいという感想がありますが、マウスピース装着後1カ月くらいすると慣れて気にならなくなるようです。(下あごについては、あまり違和感はないようです)
装置は、小さくすることも可能ですので、気になる部分は主治医と相談してください。ただし、小さくし過ぎると壊れたり、効果がなくなります。
あくまで目安としてお考えいただくのであれば、マウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)の場合、6ヶ月~12ヶ月ほど、マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)の場合、15ヶ月~24ヶ月ほどの治療期間です。(どちらも保定期間は除く)
マウスピース型矯正歯科装置の
治療の流れ
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まずは相談にお越し下さい
歯並びを拝見させていただき、治療期間や費用などの目安についてご説明いたします。
時間は30分程度を予定しています。疑問や不安に思われることは何でもご質問ください。
相談料は2000円(税込) -
精密検査を行ないます
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)による矯正を希望される場合、レントゲン写真、歯型、口腔内スキャナーによるスキャニングなどの資料を取ります。
これらの資料を基に、それぞれの患者さまに合った治療方針を決めます。(通常検査は1回ですが、2回になることがございます。) -
綿密な計画を立てます
レントゲンや歯の模型などの検査結果をもとに、「クリンチェック治療計画」と呼ばれる3Dコンピュータ画像にて、治療開始から完了までのシミュレーションを行います。
このとき、ご自分の歯がどのように動いていくのかを、立体的なアニメーション画像でご確認いただくことができます。
*未成年の方は保護者の方の同伴が必要です。 -
ドクターが装置を発注します
歯型、治療計画、レントゲン写真などを米国のアライン社(マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)を設計、製造、販売している会社)に郵送します。
患者さまの歯型などのデータから、アライン社の担当スタッフがデジタル3Dの歯列を作製。患者さま一人ひとりに合わせたマウスピース(アライナー)が作製されます。
全てのマウスピース(平均36個〜48個:治療に必要なマウスピースの数は人によって異なります)がパッケージ化され、箱に詰められて日本に送られてきます。 -
治療を開始します
装置をつけて治療を開始します。
海外の会社との打ち合わせにて装置を発注するため、精密検査から最初の装置が装着できるまで、最速で2か月位とお考えください。
初期の通院は月1回のペースですが順調に動いていれば6週〜10週に一度の通院していただき、歯の動きを点検します。通院時に補助装置の追加やスライシング(歯の側面をスライスする事)を行う事があります。
各治療段階につきマウスピースを2週間ずつ、ドクターの指示によりつけ替えていきます。
治療期間は通常1〜2年程度です。
マウスピースの装着時間は1日20時間以上を目安にして下さい。飲食や歯磨き以外はマウスピースを装着するようにしましょう。
歯の移動が予測どおりに動いていない場合、再度歯型をとりマウスピースをつくりなおす事があります。 -
保定期間に入ります
歯並びを改善しても、舌の癖などが原因で元の状態に戻ってしまうことがあります。きれいな歯並びを安定させるため、1年以上保定装置(リテーナー)をつけます。この間、2〜6ヵ月に一度通院していただき、歯並びや歯の状態をチェックします。
他の目立たない治療とどう違う?
マウスピース型矯正歯科装置
(アソアライナー)について
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)と同様に取り外しができる透明な矯正装置です。治療段階ごとに歯型をとり、歯科技工士さんがハンドメイドで装置を作製します。
3タイプの装置で歯を移動
マウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)には、3タイプの硬さがあります。
まず、ソフトタイプの装置から使いはじめ、慣れてきたらミディアムタイプに換え、さらに慣れたらハードタイプに換えて歯を動かします。
3タイプの装置を使うことで、患者さまの痛みを軽減し、装着感をより良くしています。
マウスピース型矯正歯科装置 (インビザラインフル) 【主に全体矯正】 |
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治療期間 | 1~3年くらい |
適応症 | やや制約される |
適応年齢 | 12歳臼歯が完全に生えている |
痛み | ★ |
装置の作り方 | 高精度口腔内スキャナーによるスキャニング |
費用 | 88〜99万(税込) 当院の場合 |
※マウスピース型矯正歯科装置では下顎前突や抜歯を必要とする歯並びには適応が難しいことが多いです。
マウスピース型矯正歯科装置 (アソアライナー) 【主に前歯の部分矯正】 |
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治療期間 | 数ヶ月~1年半くらい |
適応症 | 制約される |
適応年齢 | 混合歯列~成人 |
痛み | ★★ |
装置の作り方 | ハンドメイド |
費用 | 12〜56万(税込) 当院の場合 |
※マウスピース型矯正歯科装置では下顎前突や抜歯を必要とする歯並びには適応が難しいことが多いです。
舌側矯正(歯の裏側のワイヤー矯正装置) | |
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治療期間 | 2年〜4年くらい |
適応症 | 制約は少ない |
適応年齢 | 主に成人 |
痛み | ★★★ |
装置の作り方 | 歯の裏側に直接装置を装着します |
費用 | 121〜165万(税込) 首都圏参考価格 |
※マウスピース型矯正歯科装置では下顎前突や抜歯を必要とする歯並びには適応が難しいことが多いです。
マウスピース型矯正歯科装置
(インビザライン)の矯正費用・料金
首都圏のマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)の平均的な治療費用は、105万〜121万(税込)程度です。(初診相談料・検査・診断料・保定装置代・通院時の処置料の合計額)
長津田矯正歯科クリニックの場合
マウスピース型矯正歯科装置(インビザラインフル):全体矯正)
▶ ¥88万〜99万(税込)
マウスピース型矯正歯科装置(インビザラインライト):部分矯正)
▶ ¥35万~58万(税込)
相談時に可能な限りわかりやすく説明しています。患者さまにご満足いただける治療レベルを維持しながら、必要ない経費を削減し、多くの方に矯正治療を受けて頂けるよう、負担の少ない料金設定をしております。分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
矯正費用・料金はこちら
*マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。(※未承認医薬品の注意について)
デメリット・注意事項
歯を並べる隙間をつくるために歯を数mm削る場合がある
慣れるまで喋りづらい
抜歯ケースには不向き
口元を変化させることは難しい
細かい噛み合わせの治療は難しい
* 以下はマウスピース型矯正歯科装置(アソアライナー)のみです
歯並びの細かい調整ができない
症例(治せる歯並び)が制限される
記事監修者:
長津田矯正歯科クリニック 山本 知寿
平成6年東京歯科大学卒業
矯正専門歯科医院、大学病院矯正科を経て平成17年長津田矯正歯科クリニック開院。平成28年日本矯正歯科学会認定医取得。