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矯正ブログ

歯並びを悪くする“クセ”とは?MFTで改善しよう

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こんにちは。

今回のブログでは、お口の周りの癖や舌の癖についてお話させていただきます。

どのような種類がありますか?

お口の周りの癖、舌の癖を以下に挙げます。

・指しゃぶり

・舌突出癖(舌の癖)舌で前歯を押す、食べ物を飲み込む時に舌を出すなどの癖

・低舌位 口を閉じている際に、舌が上あごの裏側にくっついておらず、低い位置にあり、すき間がある状態

・頬杖

・うつぶせ寝

・歯ぎしり、食いしばり

・口呼吸、お口をぽかんと開ける癖

・爪かみ、唇かみ

・早食い、片側で噛んで食べる

どのような影響がありますか?

先ほど挙げた癖が、歯並びや骨格にどのような影響を与えるのかをお話します。

指しゃぶりや舌突出癖

歯と歯の間に挟まる指や舌などが矯正力として働き、上顎前突(出っ歯)や開咬(上下の前歯がかんでない状態)などになる可能性があります。

低位舌

下あごの成長を促進し、受け口を悪化させます。

頬杖やうつぶせ寝

あごの成長方向を変えてしまい顎が非対称になる要因の一つになります。

歯ぎしり・食いしばり

過蓋咬合(かみ合わせが深くなる)だけでなく、顎関節症の原因になります。

他にも、のどにある口蓋扁桃(扁桃腺)や上唇小帯(上唇の裏のヒモ)、舌小帯(舌の裏のヒモ)の異常は機能や歯並びに影響を与えます。

口蓋扁桃

大きく口を開けたときにのどの奥に見える扁桃で、子どもの頃に腫れた状態になり扁桃肥大を起こします。

口蓋扁桃が腫れて大きいと、舌が後ろに下げられないので、舌の位置が前にきてしまいます。扁桃肥大の人はいつもそのような状態です。それにより舌が前歯を押して開咬や受け口の原因となります。

上唇小帯

上唇小帯の異常は、上唇小帯高位付着(ヒモのついている位置が下すぎる)といいます。ヒモの位置が低く前歯がすきっ歯になる原因となります。

口腔筋機能療法(MFT)

口の機能に問題があると不正咬合(悪いかみ合わせ)になったり、矯正治療の後戻り、上手に食べられない、発音できないといった問題に繋がります。

そこで、口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを行います。

舌癖を直すには、舌の筋肉や口の周りの筋肉を鍛えて、舌を本来あるべき位置に戻してあげることが必要です。そのために行うトレーニングをMFTと言います。

口の周りの筋肉が弱く、筋肉のバランスが悪いと舌癖がでてしまい、上に述べたような様々な問題が引き起こされてしまいます。

トレーニングの一例

ディップアンドスティック

1. スティックをお口の前で垂直に持ちます。
2. 舌を前方に突き出し舌の先を尖らせて舌とスティックの両方で3秒間押し合います。
3. スティックを離して力を抜き、唇を閉じて休みます。※5~10回くり返します。

スポットポジション

1. お口を大きく開け、鏡を見ながらまずスティックをスポットに軽く当てて5秒数えます。
2. スティックを外し舌の先をスポットにつけて5秒数えます。
※1と2を交互に5~10回くり返します。

以上はほんの一例で、このほかにも多数トレーニングがありますので、患者様の歯並びの状態に合わせて必要なトレーニングを組み合わせて進めていきます。

トレーニング自体は一日5分程度、毎日の継続がとても大切です。 自然に正しい動きができるようになればトレーニングは終了です。

歯並びが悪くなる癖の改善について>>

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