第3回

Dr. ヤマモト間違いのない矯正歯科医院選び

第3回 様々な矯正治療の方法

矯正治療には様々な方法があります。

矯正専門医が10人いれば、10通りの治療法になる

と言っても過言でありません。

とは言え、矯正治療にも当然基本があり、その基本を大きく逸脱してはいい治療が生まれません。

実は矯正治療の基本的なものは、なんと100年前よりあまり変わっていません。基本的なものとは、今でも世界共通の矯正治療法であり、矯正と言えばあの装置でお馴染みの、笑った時に見える針金の装置を用いたエッジワイズと呼ばれる方法です。

この方法は、お歯黒の風習があった人種にも関わらず、日本人には受け入れがたいものがあるようですが、やはり矯正治療の基本中の基本です。エッジワイズ法でも針金の種類が違ったり、歯に張り付ける装置が違ったり、その手順も出身大学により様々なので、10人いれば必ず違う治療になりますが、この方法を使わない矯正専門医はいません。

例外的に歯の裏側に装着する針金の装置のみを実施している矯正歯科がありますが、これもエッジワイズ法の亜流であり、矯正専門の先生であると言えます。

その他に、最近流行って来ているマウスピースだけで治療する方法や、入れ歯のような装置でだけで治療する床矯正など、針金の装置を使用せずに治療する方法もあります。

それでは、これだけ日本人に嫌われている針金の装置を用いたエッジワイズ法がなぜ今でも主流なのか?

それは、その方法が最も広い症例に対応でき、動きも一番早く、よりこまやかな仕上げも可能になるからです。まあ、言うなれば見た目や違和感を除き、歯を動かすということに特化すれば、エッジワイズに敵う方法はないのです。

したがって、エッジワイズ法以外の方法しかやっていないというのは矯正専門の歯科医師ではない可能性があります。そのエッジワイズ法を実施している歯科医院が、その他の治療法で治る可能性のあるものだけオプションとして行っているのならばいいのですが。

エッジワイズ法以外の治療を選択した場合、思うように歯が動かないことや、適応症例が大変少ないということがあります。そのような場合、最終的にはエッジワイズ法に頼るほかありません。

ところが、その方法が使えないとなると、最終的に他院に転院しないと治らないということが起きてしまう可能性があります。

もう一つ。矯正治療を迷っている皆さんは、治療のために抜歯が必要かどうかということを非常に心配されていることが多いです。矯正治療のサイトを見ると、絶対に歯を抜かずに治療しますというのがあります。はたして本当のところどうなんだ?と思われますよね。

私の考えは、歯は出来るだけ残した方が良いとは思うのですが、それでも歯を抜いたほうがいい症例があるということです。無理すれば、大抵の症例は抜歯せずとも並べることが出来ると思いますが、抜歯をしたほうがメリットが大きい症例が多数あります。なので、『絶対に歯を抜きません。』という文言には、少し疑問を感じます。

甘い言葉に騙されないようにしましょう。

 

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