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矯正ブログ

矯正装置はどうやってつくるのか

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こんにちは。

今回のブログでは、矯正治療に用いられる装置がどのようにして作られるのかをご説明させて頂きます。

矯正に用いられる主な装置

まず、歯列矯正に用いられる主な装置として次のようなものがあります。

器械的矯正装置

  • 可撤式矯正装置:床矯正装置(拡大床 シャミー w‐plate タングクリブ) HG(ヘッドギア) Jフックヘッドギア FM(フェイシャルマスク)
  • 固定式矯正装置:マルチブラケット装置 LA(リンガルアーチ) NA(ナンス) TPA(トランスパラタルアーチ) BH(バイヘリクス) QH(クワドヘリクス) ポーター 急速拡大装置

機能的矯正装置

  • 可撤式矯正装置:アクチバトール ビムラー フレンケル バイオネーター 咬合挙上板 プレオルソ ムーシールド
  • 固定式矯正装置:リップバンパー
  • マウスピース型矯正装置:インビザライン アソアライナー

保定装置

  • 可撤式保定装置:ホーレー ベッグ クリアリテーナー トゥースポジショナー
  • 固定式保定装置:犬歯間固定装置 小臼歯間固定装置

この中からよく用いられるものとして、LA(リンガルアーチ)拡大床装置の製作方法をご説明いたします。

LA(リンガルアーチ)の作製方法

まず、LA(リンガルアーチ)の製作方法です。LAはこのような装置です。

作製の手順を簡単に示すと

①STロック取り付け
②主線の屈曲
③ろう着
④研磨仕上げ

このような流れになります。各工程をさらに詳しく説明していきます。

①STロック取り付け

バンドが取り付けられている作製用模型を用いて進めていきます。(バンドとは、歯に装着している輪の部分です)

既製のSTロックの維持チューブを左右のバンド舌面にろう着します。このとき左右の維持チューブは平行に、咬合面に対しては垂直になるようろう着します。ろう着した維持チューブに合わせて脚部も屈曲します。

②主線の屈曲

0.9㎜径の矯正用線を用いて主線を屈曲します。主線は基本的には舌側歯頚部に一点接触させます。主線と脚部の繋ぎ目はギリギリで切断し、ヤスリをかけます。

③ろう着

主線とSTロックの脚部をろう着します。ろうが流れやすくするために、繋ぎ目部分の石膏面を削って熱が効率よく伝わるようにします。

④研磨仕上げ

屈曲時に付いたキズ、ろう着時の酸化膜の汚れなどを研磨して綺麗に仕上げます。

最後に洗浄し、作業用模型に戻して変形がないかチェックして完成です。

次回は、拡大床装置の作製方法についてご説明させていただきます。

拡大床装置の作り方

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